北村薫の受賞を喜ぶことができる10の理由

1.
直木賞がダメな理由のひとつが減ったから
2.
これで宮部みゆきも気兼ねなく選考委員が続けられるから
3.
書店の文庫担当者が心から喜んで
「受賞おめでとうフェア」を展開する様子を見ることができるから

4.
おまえに。おまえにそんなことをなあ(以下略)
……などと、直木賞選評にムカムカしなくて済むから
5.
作品さえよければ作者そのひとがどんな鬼畜でもいい。
とはいうものの、人間的にもイイヒトなら、それに越したことはないから
6.
たぶん山本周五郎も心配していたと思うから
7.
スキップ、ターン、リセットってあの3部作タイトルが不吉だったんじゃ。
とかもう思わなくていいから
8.
これで宇江佐真理(6回×組)の応援に専念できるから
9.
名探偵巫弓彦の孤高の姿があまりに孤高で
これってひょっとするとイヤミに読まれたりするかも？
てな取り越し苦労の必要もなくなったから
10.
北村薫選考委員が存在するパラレルワールドでは
横山秀夫をあんなに怒らせずにすんだのに。
という妄想がそんなにむなしくなくなるから

いやーよかった。