電子書籍・天下一武道会
日本ペンクラブの異議申し立ても、結局は
「自分の著作なのに電子書籍化の主導権が自分ではなく
Googleにあるのは解せない」
ということかと思うわけですが
見出し的には
「Googleブック検索和解に反対する団体結成 MS、Yahoo!、Amazonも参加」
となっている件
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/27/news024.html
これ、間接的に「Google様と戦ったって勝てるわけねえだ」
と言っているんですよねえ。
著作権者個々がGoogleに対抗する際に無力感を覚えるならまだしも
MSなりAmazonなり、あれだ、おまえらは
フリーザを前に戦意を喪失するベジータかと。
電子書籍が単一の企業と少数の出版社によって掌握されるようになったら、価格のつり上げやサービスの低下が起きる。人々は書籍の電子化と配信が、オープンで健全な方針の下で、少数の利害関係者ではなく消費者の長期的な利益の推進を念頭に置いた上で行われることを求めている
「電子書籍が単一の企業と少数の出版社によって掌握されるようになったら」
という仮定がピンとこないのは
ビューワに求められる再生の質が
日本ではとても高く、アメリカではそうでもない、
という違いによるものなのかもしれません。
対Googleでもまったく戦意を失わないオラは
決してカカロットなわけではなく
Google様つっても、この件では
せいぜいヤムチャ程度の敵にしか見えないわけで。
(あ、実は俺の自己分析能力がミスター・サタン並み説……)
なんにせよ
出版社各位はGoogleに文句を言うヒマがあるなら
・Googleに乗っかってみる
・Googleを断って自前で電子化を図る
・電子化しないことをポリシーとする
どの道をとるにしても
自前の戦略を立てることだけは急ぐべきだとは思います。