編集者が編集するのは本だけじゃない! ○○もだ!

ウェブも電子書籍もDVDもCDも編集しちゃうよでもいちばん仕事多いのはけっきょく紙

#kitakulog


2011.3.11に東京でサラリーマンやってた者として、
記録に残しておくのも意味があろうかと思い、
簡単なメモを。

beginning 15:00
・15時の来客を待っていたら震動が
・オフィスビルが築年古いこともあって6Fは盛大に揺れる
・デスクトップPCのモニタが机を飛び出し
・キャビネットは777状態で内容物を全開放
・とりあえずアナログTVを押さえながらスカイツリーを眺めていました
・あんまり揺れてないように思えたのはあれですかね、こっちとシンクロでもしてたのかと
・階段を降りる途中に壁の塗装が剥落しているのに気づく
・外に出ると来客が青い顔で
「エレベータ乗る前でよかったですねえ」「(無言でうなずいてる)」
・などなどありつつ、撤退へ
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start 16:40
・自宅とは一瞬携帯の電波がつながり無事を確認
・電車は動くわけなかろう、という判断でとりあえず新宿を暫定目的として
・同僚5人、男性1人女性4人。ヒールがきつそうだなあ、と思いつつ
・厚手の靴下にがっしりしたウォーキングシューズ、ダウンジャケットでなぜか万全装備の私
・携帯の充電器も2つ常備しているし、タオルもあるというね
iPad重い

shinjuku 19:00
・2時間ぐらいで着くだろうという目測どおり
・途中で同僚とはぐれるも、自分だけのペースで歩けるのはむしろ気楽に
・大通りを一本裏へ入った道は空いている
・天気が良くてなにより
・陽は落ちて、当時はまだ煌々とネオンが
・たこ焼き屋台が繁盛してました
・途中コンビニはまだ時間帯も早く商品豊富だった、と別働隊とこれも一瞬つながった電話で話す
「いまどこ? あれ、何で俺より後方……」「途中で寄り道したからかも」「ま、お元気で」
・甲州街道沿いに行くしかないな、という判断
・京王線は桜上水、つつじヶ丘が電車復活ポイントとなるだろうから
・とりあえずの目的地は桜上水。1時間もあれば着くかなー


sasazuka 19:30
・歩道は満杯につき路駐で機能していない車道をもっぱら歩く
・ヘルメット着用率2割程度、用意のいい会社もあるもんだな
・自転車と人の接触が危ないなー
・とくにイヤフォンはよくないよ
・しかし概して抑制のきいた集団ではある
・日々のラッシュアワーで鍛えられてるしね


shimotakaido 20:00
・何度か自宅へ電話連絡試みるも、都度不通で
・歩きながら携帯ウェブを見るのもアレだし、とノンストップでここまで
・おなかすいたしコンビニへ。飲料はまだしも食品は数えるほどしか残っておらず
・レジ前のフライヤーから2点、プラス水
・ようやくウェブメールをチェック
・たまたま来ていた商品発送連絡メールを転送がてら、自宅へ現在地報告
・京王線動く気配なさそうなので、とりあえず西へ
・車道は上下線とものろのろ


kamikitazawa 20:20
・自宅から電話の着歴、折り返すと通じる
・「迎えに行ってもいいけどどこまで行けばいいかね」「まあせいぜい調布だろうねえ」
・ということで、調布まで歩くことにケテーイ
・このころから股関節に疲労が……
・環八もうすぐ、の標識から実際に高架くぐるまでが長く感じられるなど


karasuyama 21:00
・世田谷を越えれば調布市だ、というのがとりあえずの目安だったわけですが
・給田ひろすぎるぜ。というのがこの時点での感想
・区立烏山中学校の門前で小休止
・思ったより時間かかってるから調布到着は23:00前後かもな、と推定
・このあたりからめっきり落ちた自分の歩行ペースと裏腹に駆け足気味に追い抜いていくひとびと多数。おまえそのペースで家まで走り続ける気かい。と内心で突っ込むのに忙しい思い


sengawa 21:40
・京王バスに追い越される。千歳烏山〜仙川〜つつじヶ丘表示
・タイミング合えばバスもありだな、それほど混んでないし
・つつじヶ丘からうまくいけば調布までは歩かずにすむかも
・というか、是非その方向で。
・膝が痛くなってまいりました
・野川越えて北へ抜ける車両がいなくなると下り車線はガラガラに


tsutsujigaoka 22:10
・駅に停車中の電車車両に灯が入っているのを見て、復活を感じる
・駅改札でもうすぐ動きます、の声
・25km/hの徐行運転で調布へ
相模原線内の下車駅まで出迎え依頼のメールを出して、ふと携帯のディスプレイを見たら脂汗が白濁していて、こすってもなかなか取れない。なるほど疲労してたんじゃねーの
・ez navi walkで歩行距離を調べると20km強。微妙にインパクトに欠ける気がするので今後「ハーフマラソンぐらいの距離を5時間半かけて歩いた」ということにしよう
・駅から駐車スペースまでのくだり階段で膝の本格的な痛みに気づくなど


conclusion
・天候がよかったこと
・装備が完璧で足にマメがついに出来なかったこと
・そもそも距離感を把握している場所の徒歩行だったこと
・看板や店舗など、目印を知っているかどうかで、残り距離に対する感覚≒疲労の式が成り立つ気がします