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編集者が編集するのは本だけじゃない! ○○もだ!

ウェブも電子書籍もDVDもCDも編集しちゃうよでもいちばん仕事多いのはけっきょく紙

オルフェーヴルを称えよ

競馬 日記

今年の凱旋門賞の何が素敵だったかって
「日本競馬界の悲願、凱旋門賞を勝って
 オルフェーヴルが世界一に」
という陳腐なストーリー成就しなかったことです。

  「世界一」って何だね。
  ドバイワールドカップの勝者は世界一ではないのかね。
  BCクラシックの勝者はどうかね。
  仮にBCターフよりは凱旋門賞が上だとして
  じゃあその勝ち馬はメルボルンCの勝ち馬より
  「エラい」のかね。
  香港スプリントはどうかね。
  おい、ブラックキャビアを馬鹿にする気か。


うん、言いたいことは、だいたいこういうことです。


競馬の世界を矮小化するのはやめてくれないか。
ぼくたちが愛してやまないその世界は
「きみたちの考える視聴者のレベルに応じた」
「わかりやすい物語」
という小さなフレームにおさまるほど
つまらないモノではないんですよ?

あと、勝ったから感動するけど
負けたらそがれる、とか
そういうものなんですかい?

王者オルフェーヴル
王者にふさわしく戦い
それでも勝てませんでしたけど
彼は間違いなく
「戦った」。


チャンピオンこそが挑戦を続けるべき。
という、シンボリルドルフが播いた種は
ディープインパクトも継いだ、その種は
間違いなくオルフェーヴルに渡されていたし
彼のひそみに倣う後継も、きっと出て来る。
そう思わされる3分弱の攻防だった、と
私は思います。

お山の大将でいつづけて安閑とする道、ではなく
挑戦者の道を選んだ
その姿からもらったものは
「世界一の称号」なんて下世話なもんじゃなかった。

「日本馬の悲願ならず」
「敗れてなお強し」
……そういうことじゃないってばよ。

えんじゃくいずくんぞこうこくのむにゃむにゃをむにゃむにゃ。


おるへー、よくやった。