編集者が編集するのは本だけじゃない! ○○もだ!

ウェブも電子書籍もDVDもCDも編集しちゃうよでもいちばん仕事多いのはけっきょく紙

器の小さな話をしよう

■光景その1
駅で電車を待つ間に
ベンチに腰かけていると
ドン、と隣に座られてね
「なぜもう少し静かに座れないのか」
とその瞬間
早速思うわけですけど
それ以上の問題は
「なぜおまえは自分のカバンを
 膝の上に乗せず
 俺とおまえの間に置くのか」
ということですよ。

意志表示なのはわかりますけどね
「もうこのベンチは定員です」
っていうね。

……お行儀悪いよなあ
こいつが俺の弟だったら問答無用で
頭ひっぱたくけどなあ。
躾がなってませんよご両親。

■光景その2
雨の日、濡れた傘を手に持つのがイヤで
ぷるぷるぷるぷる
ってしずくを振り払うひと、いますよね。
せめて人が周りにいないのを
確認したうえでやりゃーいいのに
その挙句、
ネームでまとめて留めることもせず
半開きのまま
なるべく自分から遠いところまで
傘を離しながら
電車に乗り込んだり。

そういう奴らは
自分が濡れるのは重罪で
自分以外の人間が濡れることについては
意識が無い
という共通項がありますね。

……好かん。

■以上ふたつの光景は
いずれにしても
遭遇すると地味にライフが削られる
という点では同様ですが
微妙に性質が違うと思うんですよ。

その1のケースは
他者の存在を認めたうえで
俺の世界に入ってくるな。
というワガママ。
その2は
他者? 何だっけそれ。
というほどに、自分のことしか
考えちゃいない。


どっちにしても
「それ、感じ悪いからやめなよー」
つって話が通じる感じが
金輪際ないので
ツイートしたりブログに書いたりして
ああそうさ、器の小さい話っていうのは
そんな俺のことさ。