編集者が編集するのは本だけじゃない! ○○もだ!

ウェブも電子書籍もDVDもCDも編集しちゃうよでもいちばん仕事多いのはけっきょく紙

グランドキリンうまいようまいけど


・販売チャンネルをセブンイレブン限定に留め
・330mlで238円というお高め価格帯で
・缶ではなくワンウェイ瓶入りで
とプレミアム感の演出にぬかりがない
グランドキリン(という名前のビールです)。


開発者の気合いにふさわしく
リッチな味わいは満足いくものだったんですが
これ、ヱビスプレミアムモルツと競わせるより
シメイ・ブルーとかのベルギービールと並べて売られるほうが
商品にとっては幸せなんじゃないか。
いや、もちろん大きなお世話なんですがね。

発泡酒第三のビールが売れる一方プレミアム系商品も堅調で
消費者の二極化が進み……とかなんとか
そういう状況はたしかにあるにしても
全体にお安いが選ばれお高いものは見捨てられる、
そういう世の中で
しかも、その風潮を濃縮したような販売チャンネル(=コンビニ)
という場所は
長い目で商品を育てるにはふさわしくないんじゃ。


もちろんそんなことは分かってやってるんだと思うわけですが。


ファミチキという自社製品がありながら
「もり山のからあげ」にチャレンジするファミリーマート
全面的に支持する私としては
新奇性が薄れて本部のプッシュが弱まってからこそが勝負だろう、
気合い入れて売らんかい!
俺は買うぞ(もり山のからあげ)

的な応援を、はたして捧げるだけの商品なのかどうか
グランドキリンに関しては
商品そのもの、というよりは
取り巻く環境に注目しているのでした。