編集者が編集するのは本だけじゃない! ○○もだ!

ウェブも電子書籍もDVDもCDも編集しちゃうよでもいちばん仕事多いのはけっきょく紙

キミは楽天メールマガジンを侮っていないか

電子書籍プラットフォームがアマゾン1択なのは
いくらなんでも気持ちが悪いので
Koboをまるっと持ってきて
対抗馬を目指さんとする楽天はなかなかエラい。


と思いはするものの
みなさん楽天メールマガジンに対する心の準備はおkですか?


Koboへの期待とともにメールマガジンを申し込んだ方へ
あらかじめ分かっておきたいチェックリスト
を作ってみましたので
ご活用いただければ幸いです。


「この5条さえ覚えておけば心は折れない!
 私はこんな気持ちで楽天メールマガジンと向き合ってきました」


第1条……発行頻度が多い

   あるメールマガジンの発行頻度が
   週1回と明記されていたとしても
   「申し込んだ覚えがない」メールマガジンが
   日に3回届くようなら
   週刊ということばは意味を為さなくなりますよね。
   「申し込んだ覚えがない」メールマガジンが届くなんてそんな!
   と過信している貴方。貴方のような方がいちばん危ないのです!


第2条……いつのまにかオプトインされている

   ポピュラーな事例としては
   クリックするだけでポイント○倍!
   というバナーをうっかりクリックした瞬間
   その企画に出資しているショップのメールマガジンを申し込んだ
   「ことになっている」パターン。
   そうです、正確には
   「申し込んだ覚えがない」と貴方はおっしゃいますが
   必ず何か、トリガーになるような行為を(上記の例でいえば
   バナーをクリックすること)貴方が望んで
   おこなっているのです。恨んではいけません。
   静かに解約手続きへ進みましょう。


第3条……解約方法が難しい

   慣れてしまえば問題ないのですが
   (というか、個人的にはこれでもずいぶん改善されたほうだと思っています)
   メールマガジンの管理画面内に存在する
   「購読しない」ボタンと「購読」ボタン。
   このふたつの文字の意味を理解しなければいけません。
   「購読しない」は I won't subscribe.という
   貴方の意志を表示しているラベルではありません
   「購読してない」 I'm not a subscriber. という
   現時点での貴方のステータスの省略表示なのです。
   なお、「購読」ステータスをボタンクリックすると
   「購読しない」ステータスに変更されますが
   そこで安心してしまうのではなく、
   ページ最下部にある「変更内容を確認する」ボタンを押すことを
   忘れないようにしてください。


第4条……顧客データベースはマージされていない

   たとえばあなたがKobo端末を購入します。
   「電子ブック『楽天kobo』ニュース」を購読することに
   おそらくなるのですが、仮に
   「楽天ブックスニュース」というほかのメールマガジンを
   購読していれば
   「Kobo端末いかがですか」という勧誘メールが
   後日、後者から届くことウケアイです。
   サービス事業が異なれば
   顧客情報は共有されません。
   Kobo持ってることぐらい「同じ楽天なんだから」分かれよ、
   とか無茶をおっしゃっていただきませんよう。
   アマゾンのレコメンドエンジンと比較するなどの無為な行為は
   厳にこれを謹しみ、粛々とゴミ箱に入れましょう。


第5条……メールの内容は薄いものです
   上記4点は、なんだかんだ言っても
   楽天の「システム」に不備は無いと思うわけです。
   寂しいのは、どれだけたくさんのメールが送られてきても
   目を通す価値が(ry


ちなみに「号外」「耳寄りニュース」などと称して
「楽天カードつくれよ」とか
「健康食品ためせよ格安だし」とか
懲りもせず送られてきます。
むしろそうしたメールが24時間届かなくなって
あれ? と心配になったら
ようやくあなたが一人前の楽天メールマガジン購読者として
巣立つ時を迎えたってことです。
You、認めちゃいなよ、それが恋ってことだよ!(←



※本旨からは逸れますが

 電子書籍が本当の意義を生み出すのは

 個人が出版社を介さず電子出版を可能にするインフラ

 の日本上陸が第一歩、だと(個人的には)考えているので

 Kobo Writing Lifeという同社のサービスが

 開始時期未定という名の

 やる気ねー宣言に留まった段階で

 なーんだせっかくアマゾンを出し抜くチャンスだったのに。

 もったいないのう。