驚がくタイアップ、という字ヅラのまん延するすう勢にこそ驚がくしたい
リドリー・スコットの「プロメテウス」
という映画のPRに
東京メトロが一役買って、云々の記事が
オンライン映画ニュースサイトに掲載されていて
そのタイトルが
総制作費2000万円!
「プロメテウス」が地下鉄と驚がくタイアップ
だったんです。
社会のボクタク(チクタクに非ず)
を自認しておられるメディアが
不可思議な漢字かな混交文をまき散らすことも
なかなか不愉快なんですけど
なんでそんな要らんところを
後発の、
本来なんの縛りもないはずのメディアが
真似る必要があるんでしょう。
憧れ? 憧れ?
(2度言ったが別に大切なことではない)
ちなみに「記者ハンドブック」には
この漢字は使うな例がたくさんあります。
以下、適当にそれらを組み合わせた例文。
いつも患者で待合室に立すいの余地がない、らつ腕の美ぼう医師Aさんへどう猛なは虫類をでき愛するBさんがペットの誤診による骨粗しょう症のり患について補てんするよう詰め寄ったちょうどその時、空からいん石が落ちてAさんBさんは病院もろとも海の藻くずに。というCさんの話は事実をわい曲しておりかつ重大な機密事項の漏えいです。
ああ気持ち悪い。漢字かなのアンバランスが。
・メディアを目指すなら、テキストの内容と同等に
見栄えにも配慮がほしい
・ルールをどこに設けるか、は
自社で真剣に考えたい
・「あそこに合わせてれば間違いなかろう」
という発想で真似るにしても
取捨選択しる
ま、この手の話題って全部自分に戻ってくるものですし
自戒を込めてのメモ、ってことで。
あ、「プロメテウス」はかつて「エイリアン」書籍を編集した者としては見るしかないので見まっす。