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編集者が編集するのは本だけじゃない! ○○もだ!

ウェブも電子書籍もDVDもCDも編集しちゃうよでもいちばん仕事多いのはけっきょく紙

「これ以上、おもしろい小説があったら教えてください」?


書店店頭で見かけた
某書籍の帯に発見したことば
「これ以上、おもしろい小説があったら教えてください」

ムシのいどころのせいか、猛烈に引っかかったので
しばらく帯をにらみつけてしまいました。
挙句、日記にも書いちゃう。

・洒落でんがな。笑って見逃してえな。というには確信犯臭がプンプン
・というか、真剣にそう信じて書いたとしか思えない
・無知という名の罪でおまえは死刑だ


仮によ。
仮に、その本が
史上最強、唯一無二、
絶対価値としての“最高の面白さ”を持っていたとしても、ですよ。


そんな文句を帯に書くことができるのは
「恥知らず王」以外の誰にも出来まい。


しかし。
と、さらに店頭でその帯をにらみつけたまま、
私が思ったのは


・意外に売れちゃってんだろうなこれ(調べたら「シリーズ30万部!」だそう)
・万一、この帯の文句を信じちゃうような若者が出来ちゃったらどーすんの
・ひとは
 自分の信じたいことしか信じないし
 自分が理解できるコトやモノに囲まれた世界でのみ、生きたがる
・そして、この帯は、そうした世界観をヨシとする−だけでなく、
 その世界観に馴染めない人間の存在そのものを否定し、排除することまでをも
 意味している
・どう考えても、このクソ宣伝文句を考えた当人と
 さらにそれを流通させている版元は
 死刑だ
・という判決を、裁判員のなかで主張するのが
 もし私ひとりだったらどうしよう


……ってこれ、3年半前(=裁判員制度が導入されたころ)に
某所で書いた日記なんですけど
エラいもんで
あの時イラッとした作品がなんのことだか
まるでわかんなくなっております(!)


母さん、今日もにっぽんは平和です。