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編集者が編集するのは本だけじゃない! ○○もだ!

ウェブも電子書籍もDVDもCDも編集しちゃうよでもいちばん仕事多いのはけっきょく紙

印税ということばに含まれる「税金感」に端を発した著者還元策小考


歌人の枡野浩一がツイッターで

(もう色んなことをあきらめてしまっている私ですが)(新刊書店より豊富なブックオフの品揃えをまのあたりにすると)(著者名のデータ管理をすれば著者に二次使用印税的なものを払うことは可能なのにと思ったりはします)(無論そんなことをしない商売だからブックオフの現在の盛況があるのでしょう)      — (@toiimasunomo) 2012年9月21日

とツイートしていたちょうどそのタイミングで
とある新古書店のオンライン店で購入して読んでいた本に
いろいろ挟まっていて(いわゆる痕跡本)


初版 1996年刊 定価1800円
東京堂書店で購入されたその本が
1997年 売値800円
巌松堂で購入されたその後、何かの御縁で
2012年 売値350円
某新古書店で購入
という遍歴をたどって私のところに届いていたことが判明しました。


この、16年でおよそ80%ディスカウントされた本は
都合3回、計3000円弱の、金銭との交換が発生していますが
「そのひとが書かなければこの世に出てこなかった」著者への還元額は
最初の1800円の10%、180円のみ。


定価で買ってないくせに。というご批判はあろうと思いつつ
主要人物抜きで商行為が進むというこの慣行は
自分が身をおいている業界ではありますが、不思議ですよね


  ちなみに「本を買うひと」としてのマイルールは
   ・文芸作品は図書館で借りない
   ・単行本買わないんだからせめて文庫は新刊書店で買おう
   ・それでも借りたり古書で買う場合は(あるんだこれが)
    「この借りはお、覚えておくぜ」という負い目を忘れない
  というぐらいのところにおいている私です


お金が動いた跡に課税する、という税務署精神を適用して
枡野浩一のいう「二次使用印税的なもの」を発生させることに
心底賛成する私ですが
売上の10%をシステマチックにプールするのは
小売で対応可能だろうけれど
それを著作権者のもとへ届けるのは難しそう、ということも、まあね
わからんでもない。


そこで考えた(真顔

1. 著者に必ず還元する古書店を立ち上げる
2. 古書店から預かるNPOを立ち上げる
3. その他


著者ひとりひとりの連絡先を確認するのって大変ですよー。
なんて泣き言は却下だ、
それはやる気が無い奴の怠惰の隠れ蓑に過ぎない(キリッ
という前提での1であり2であるのですが


1はつまり「儲けを薄くしながら戦います」ということですから
ほかの人より薄手の鎧を身につけたうえで戦場に突入するだけの
ヤケになるキッカケが無ければおそらく実行に移せません。
といって、2は2でお他人さんの思惑次第ですから
振り向けば誰もいなかった的な寂寥感で泣いちゃいそう。


というわけで
3. その他
を採用したいと思う。方法はかーんたん2ステップ。
いいですか。
自分が購入した金額の10%を自分でプールする(今回の私の例でいうと35円)
そして、それを親本の版元に送ってしまう。以上。

前略貴社○年刊行の旧刊○○を過日古書店にて金○円にて購入いたしましたことを慙愧の念とともにここにご報告いたします、ついては些少ながら購入金額の1割に相当する金額相当の切手を同封いたしましたのでご著者○○先生へお取り次ぎくださいますようお願い申しあげます草々不一

どう、このムーブメント。
・出版社はかなり困惑しますが
・切手送られてきた程度で弱る編集者じゃダメだと強弁できなくなくもない
・購入者は常に匿名なものだから、手紙も匿名でいいんじゃないか


  _人人 人人 人人 人人_
  > おまえが犯人か <
   ̄Y^Y^Y^YY^Y^YY^Y^YY ̄