編集者が編集するのは本だけじゃない! ○○もだ!

ウェブも電子書籍もDVDもCDも編集しちゃうよでもいちばん仕事多いのはけっきょく紙

「出版デジタル機構がモンスターになる日」が来るとしても

出版デジタル機構がモンスターになる日

話題の前提にはいろいろな要素が絡まっていますが
たとえば
西田宗千佳のRandom Analysis「出版デジタル機構」は日本の電子書籍を救うのか<下> 「水平分業」「ビジネス永続」の理想と現実
三美印刷メールニュースNo.142「コンテンツ緊急電子化事業(緊デジ) ①― 電子書籍市場活性化と被災地支援 ―」(リンク先PDF)

この件について、個人的な感想はシンプルで。

もし、日本の出版界が
モンスターと化した半官半民な組織のおかげで
崩壊する日が出来したとしても

者ども騒ぐな。

出したい本があって
読みたい人がいるならば
俺たちが必ず
その間をつなぐ。

なぜなら
ほかならぬ自分がその
「読みたい人」の一員だから。

だからいまの「出版界」が崩壊するにしても
嘆くことはない
……って発想が
出版にたずさわる人の
ごくありきたりな考え方ではないだろうか。
と思うんですけど、どうなんですかね。
いや、もちろん議論の対象にすべき案件だし
そもそも言いたいことはある組織ではあるんですが
それ以上に
巨大な悪の組織がそこにあるとして
その悪を糾弾する役目を誰かが果たすとして
そうではなく、ぼく自身は
届けるべきコンテンツをどうやれば届けられるんだろうか、
って考える役目かな。と思っている。
そんな感じでしょうか。

ちょっとだけ「パイレーツ・ロック
ってヌルい映画を思い出しました

あれ、ヌルい作品だったなあ、
と思い出しつつ(ヌルいヌルい言うな!)
どうしても嫌いになれなかったのは

どう考えても勝てそうにない敵が現れたからって
戦わずして撤退する気にはなれねー
っていう気分が表現されていて
そこに親近感を覚えたから、なのかも。