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編集者が編集するのは本だけじゃない! ○○もだ!

ウェブも電子書籍もDVDもCDも編集しちゃうよでもいちばん仕事多いのはけっきょく紙

エンタメ・ノンフという語感に覚える違和感の正体を追求したい(DPZ風に

出版(買うほう) 日記 読書 本屋大賞とかあの辺

いまさら。ではあるんですけど

ノンフィクション苦境 経費かかるが売れず - 山田優 - 本のニュース | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

という記事を眺めていたら

 そんな状況を打破しようと、ジャンルや媒体を超えた模索が続く。
 ノンフィクション作家は総合誌や週刊誌以外の発表の場を探している。高野秀行さん(46)の主戦場は、文芸誌。「すばる」や「小説現代」などに連載を持つ。「文芸誌で書くからには、テーマ性だけではなく、文章の面白さで読ませる『エンタメとしても楽しめるノンフィクション』を目指したい」

だけあって
絶対に高野秀行が口にしたであろう、
エンタメ・ノンフ
というタームを意図的に使っていない様子に
勇気をもらったんです。
いいぞ、山田優
小栗旬の嫁かと間違われるから
名前変えたほうがいい、
とか思ってスマンかった←


定着する略称と
そうでないものとの境目は
よくわからないんですけど(雑)

幸いなことに
いまだ市民権を得ていない、この
エンタメ・ノンフ」ということば。

これは
(山田優の正しい表現を利用するなら)
「エンタメとしても楽しめるノンフィクション」
を書かせれば現今2大巨頭ともいうべき

高野秀行
謎の独立国家ソマリランド
宮田珠己
晴れた日は巨大仏を見に (幻冬舎文庫)
が提唱し、さらにそこに
内澤旬子
世界屠畜紀行
を加えて
エンタメ・ノンフ三銃士」
と呼んで機運を盛り上げようとしているのが
本の雑誌社名物、炎の営業マン・杉江由次(サッカーデイズ)

という強力布陣なわけですけど

たぶん2007年7月3日
この呼称が世間様に産声をあげた日で

それから

小説が売れないと言われるが、いやいやノンフィクション、中でも直木賞系のエンターテインメント・ノンフィクションはぜんぜん売れないの! なぜかというと書店に棚がないから。と嘆くエンタメ・ノンフの雄・高野秀行の提言に応え、エンタメ・ノンフをこよなく愛する3人が立ち上がった! というわけで、本の雑誌9月号の特集は「エンタメ・ノンフの秋!」。3人のエンタメ・ノンフ好きが高野秀行を迎え入れ、エンタメ・ノンフとはこれだ!を大いに語り合う緊急座談会だ。いつの日か来るエンタメ・ノンフ大賞設立に備え、ジャンルを確立し、具体的に書店の棚を作ってしまおうという提言特集。全国の書店担当者の参考になればうれしい

  -「本の雑誌」2007年9月ほおずき夜なべ号
を皮切りに
さまざまな媒体で
あるいは書店店頭で
推し続けられている様子を
私、この6年弱というもの
おそるおそる見守ってまいりました。

「なにげに」と「課金」については
・生理的にイヤなの受け付けないの
・なのに世の中には定着しつつある死にたい
って書いたことあるんですが
エンタメ・ノンフ」も
このままだとヤラれる!
という危惧が日に日に強まっているのは

たとえば高野秀行
現時点での集大成といわれている
「謎の独立国家ソマリランド
が順調に売れ続けて
なんならノンフィクションとしてもらえそうな賞は
総なめしそうな勢いで

ってことは、
作家としての力量からすれば
上述「三銃士」の残るふたりの作品も
早晩、そういうピークを迎えるはずで

そうなったとき
彼らがいっせいに、インタビューで
エンタメ・ノンフ」云々
言うに決まってるじゃないですか。

そこで我々は
山田優のような良識派の登場を
期待できるのか、ってことですよ。

……じゃあ何ていえばオマエは納得するのか、って?
そんなの!
エンターテイメント・ノンフィクション
でイイに決まってるじゃん!
何で無理に略そうとするわけよ!
長い? はァ?
(以下、双方罵倒の応酬で収拾がつかないため省略)