読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

編集者が編集するのは本だけじゃない! ○○もだ!

ウェブも電子書籍もDVDもCDも編集しちゃうよでもいちばん仕事多いのはけっきょく紙

本屋大賞連ドラ化決定(全12話)!■の文字で妄想する物語(第5話~第8話)

連ドラ本屋大賞■第5話「名古屋最強伝説」

2011年11月24日(木)
 名古屋といえば「本の雑誌」の常連投稿者でもある二人の書店員さんがおり、そのうちひとりのヒサダさんは、本屋大賞の発表会などで面識があり携帯のメールアドレスも知っている。というわけで新幹線の中からメールを送る。

 そういえばヒサダさんは毎年本屋大賞の発表会に来場されるのだが、その際信濃町駅から明治記念館の、あのたった300メートル程度の直線でも迷い、私の携帯に「どこにいるかわからない!」と連絡してくるのだった。私がヒサダさんを探しに走ったのは一度や二度のことでなはない。しかしあれは見知らぬ街・東京のせいではなかったのか。

なお
本編以上に強力なスピンオフ、
名古屋最強伝説は
こちらの「迷う門には福来る」に。

連ドラ本屋大賞■第6話「炎さん怒髪天を衝く」

2009年3月13日(金)
 出張明けで出社すると、「WEB本の雑誌」「たなぞう」「本屋大賞」のサイトのアドレスが変わっていてビックリした。聞いていた段取りとまったく違うので怒りの連絡を入れる。

んー
これだけで1話にはならないか。
というか、えてして
この手のエピソードって
ざっくり「ナカッタコト」に
されがちですけどね。
それはそれとして、
このころの
個人的に好きなエピソードを
入れておきたい。

2009年10月30日(金)
 昨夜、家に帰ると玄関に水玉模様の娘のリュックサックが置かれていた。...風呂に入り、居間に向かうと妻に声をかけた。「明日、遠足なんだ? 晴れそうで良かったね」
 電子レンジに私の夕食を入れながら、妻はちょっと厳しい顔をした。「なんかやばいんだよね。夕方から咳してるの。早く寝なさいっていって8時半には寝かせたんだけど」
 娘は春の遠足も途中で具合が悪くなり、自然公園のベンチでずっと休んでいたのだ。

連ドラ本屋大賞■第7話「それでも始めてよかった……んですよね」

2009年11月25日(水)
 夜はじわじわと始まりだした忘年会のひとつ。ある書店員さんの言葉が心に残る。「もう自分のお店のことだけで精一杯」本屋大賞も数年遅れていたら立ち上げることができなかっただろう。

2010年5月24日(月)
 夜、知人というか友人というか縁のある人の昇進パーティーを、私の出版記念パーティー同様ビックリバージョンで開く。...ほとんどの段取りを本屋大賞実行委員の人たちがやっていたのだが、その姿を見て、8年前に本屋大賞が出来た理由がよくわかった。この人たちの面白がる力、実行力、そしてお祭り好きは、尋常ではない。そして私はいつもそこへ巻き込まれてしまうのだ。

2007年2月5日(月)
 「うちに古くから来ているお客さんが、今はもう直木賞も芥川賞も興味がなくなって、唯一気になるのが本屋大賞だ、って言っていたよ」と嬉しい話を聞かされる。大抵耳に届いてくるのは悪口ばかりなので、こういう意見を聞くと泣きそうになってしまう。
 そうなのだ。本屋大賞は、業界人やいわゆるプロのためにやっているのでなく、お客さまと本屋さん自身のためにやっているのだ。今年も頑張ろう。

連ドラ本屋大賞■第8話「本の雑誌社がタイヘンらしい」

2008年12月17日(水)
 本屋大賞は、今年で6回目。元々は飲み会で「1回やってみない?」で始まり、それが思いのほかというか、ぶったまげるほど反響があってやめられなくなり、じゃあ5回を目標に頑張りましょうとなったのである。実行委員一同は、年々増していくプレッシャーや毀誉褒貶、予算不足と戦いつつ、ついにその目標である5回を今春達成したのであった。
 私はてっきりこれで終わりかと思い、伊坂幸太郎さんが帰った後の楽屋でひとり泣いていたのだが、打ち上げ会場に行くと来年の話がそこかしこで語られているではないか。しかもそのそこかしこで語っている顔がやけに楽しそうなのである。もしやこれはやめられなくなるのではないかと出口に向かったのであるが、そこは出口ではなく、実行委員の高頭さんや白川さんがいるテーブルであった。そして気がついたら、私も来年の話を笑顔でしていたのであった。

2008年12月18日(木)
 1月号の「今月のお話」や「編集後記」を読まれた方から励ましのお便りや購読の申し込み、また「たなぞう」などで活発にご意見いただき感謝感謝です。私がもっとも尊敬する田口久美子さんは『本の雑誌』2008年12月号「書店じたばた事件帖」の最終回で「それにしても小から大までの書店、取次、出版社、そして読者まで、これからは一蓮托生だよな、と、このごろつくづく思う。」と書かれていたのだが、私も本当にそう思う。

本の雑誌社の経営危機話って
定期的に出て来ることではあるのですが
このときほど
マジでか感が強かったのは
あまり記憶にないですね。