北上次郎「活字競馬」雑感
- 作者: 北上次郎
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2013/03/01
- メディア: 新書
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■発売を知って盛り上がる俺ツイート
北上次郎と藤代三郎の共著にすりゃよかったのに感あるけど、それよりなんすかこのチャレンジングなお値段。 / “Amazon.co.jp: 活字競馬 馬に関する本 究極のブックガイド (競馬王新書): 北上 次郎:…” htn.to/bsm2hC
— unpocketable (@unpocketable) February 18, 2013
新書で1470円という値付けに衝撃を受けてアマゾンで「価格の高い順」ソートしてみるなど。今月末の西尾維新ノベルスが1365円っていうのもけっこうなもんだけど、いやー強気だなあ。
— unpocketable (@unpocketable) February 18, 2013
ちくま新書はたまに1000円超のタイトルあるけど、講談社ブルーバックスが「そういうレーベル」と認知されてるのに近いと思う(ちくま文庫の価格帯もアレだし)。しかし競馬王新書ねえ……とよくよくラインナップ見たら、「馬券本」価格ですけど何か。という自己認識か。なるほどねー。
— unpocketable (@unpocketable) February 18, 2013
北上次郎の競馬ブックガイドが新書らしからぬ価格設定なのは、1)頁数増えて945円じゃ採算ががが2)過去に1500円新書出したことある3)藤代三郎より知名度ある北上先生の名前ならなんとかなるんじゃ。ってことですかね……945円でも買わない人は買わないわけで、この値付けはアリだな。
— unpocketable (@unpocketable) February 18, 2013
■読んでる最中に思たこと
北上次郎「活字競馬」が案の定おもしろくていろいろ言いたいことが溜まって困る。脚注スタイルが本文にマッチしていて素敵なんですが、これは著者本人に丸投げするのではなく、編集者が熱いツッコミを入れる形のほうがよかったでしょうね(≒俺にやらせろクラスタ
— unpocketable (@unpocketable) March 8, 2013
■読み終えて最初に言いたかったのは
競馬クラスタかつ読書クラスタとして断言しますが、北上次郎「活字競馬」の読み方で最もドボンなのは、あの本が載ってない! って文句たれることだと思うんですが、そ、それでも俺は「本屋さんに行くと言ってウルグアイの競馬場に行った」のことをッ
— unpocketable (@unpocketable) March 9, 2013
■その他
・名著××が文庫化されないのが不思議で、というようなことが
書かれているんですが
そら原稿料不払いで有名な版元に声かけるのは
誰だってためらうよねえ
・「現金に体を張れ」とか「スティング」とか
ここで言及しないでどうするんだ、というような
映画音痴著者ならではの
絶妙なもどかしさ
・北上次郎のブックガイドはとにかく
1冊読み終わるまでに
「おーこれ読みたいなー」の数が
幾何級数的に増えるのが危険なのですが
むろん本書もその例外ではありません。
たとえば、とある本の紹介にある、
こんな一節。
最後になるが、本書巻末に寄せた井崎脩五郎の解説は、彼が書いている膨大なエッセイの中で、最良のものの一つだろう。
……ほらね?