イッテQマッターホルン企画にぼくが感心したのは番組本の宣伝が満点だったから。という話
てれび? 見ないですねーおもしろくないしねー。
とかナントカ、つい言っちゃうのが
もはや大勢を占める世の中なのでしょうけど
ほら、子どもが見るじゃないですか?
付いてたら見ちゃうじゃないですか?
たとえば日曜の夜8時とか?
ビフォー&アフターは賞味期限切れたし
アカン警察は編集で捨てるべき部分が残りすぎてるし
大河見るほどの集中力はないから
イッテQ見るわけですよ。
(だーれーがーてれび見ないってー)
というめんどくさい前フリをしてまでエントリ上げてるのは
9月30日OA、マッターホルン企画で
番組発書籍のPRが
感動的なまでに美しい導線で挿入されていたのに感心したんで。
・マッターホルン登るよ登るよたいへんなことだよ(緊張
・さすがのイモトも不安になるよね(緊張
・レギュラー出演者からの応援メッセージあっていいよね(説明
・森三中恒例の樽風呂(笑い
・手越くん微妙に3の線含みメッセージ(笑い
・ベッキーからの手紙(しんみり
・と思いきや書籍の宣伝(笑い
・しかも「イモトの」本じゃなくて「ベッキーの」本?(笑い
・いやいや、「番組の」本だから。
ちゃんと本をイモトに持たせて内容紹介(目的
桂枝雀師匠のいわゆる緊張と緩和の緩急を踏まえた
告知までの手順もさることながら、
なにより本っぽいブツを
ちゃんとイモトの「手に持たせて」紹介してたところが
商品紹介として満点としか言いようがありません。
- 出版社/メーカー: 日本テレビ放送網
- 発売日: 2012/10/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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10月14日発売という書籍が
撮影当時、9月初旬に完成しているわけがないので
(わけがないの! ぷんぷん)
あの、イモトが手に持っていたのは「ツカ見本」と呼ばれるもので
(本の厚み=ツカ、を確認する用途で制作します)
表紙もデザイナーからの案をカラーコピーしただけの
ナンチャッテ本なんですが
(中面見せなかったでしょ?)
つまり、それだけの手間をかけても
番組のクライマックス直前という局面で
演者のイモトの手に持たせたほうが
効くんだという信念が制作サイドにある、わけです。
次善策はスタジオに戻してベッキー(=著者)に宣伝させる
その次がイモトのシーンでテロップとして本の画像を載せ
ナレーションつけて紹介する
最低のパターンは本編終わってCM前に別画面で告知。
うん、こう並べると
イモトが「手にとっていた」ことの
インパクトが明らかな気がしますね
もう1点、ちゃんと仕事してんなー。と思ったのは
当該商品が既にアマゾンに登録済んでいて
予約受付ボタンまで出来ている点。
これも、アマゾンへ事前に連絡して受け入れ態勢を整えて
必要な情報(ページ数とか内容説明とか発売日とか)を
出版社側で入力しておかなければ成立しません。
それぐらいやるでしょ当然
って思った?
そういうことを「本当に」「漏れなく」出来るかどうか、
が問われるのは
どんな仕事にも共通することではありますね。
もちろん、出版社=テレビ局という商品なんで
そこまで手厚い段取りを組めた、という側面はあるのですが
だからって誰でもここまできっちり出来るかというと
……いや、やっぱりここはホメてイイところだと思う。
ええ、本の内容はね、読まなくてもわかるよね、ということで
そこはまあ、わりとどうでもいいです。